もし時間などの制約がなければ、交換用パーツよりも安く済む範囲で、ハンマー、ドリー、パテなどの必要資材を購入しよう。修理や交換の必要なパーツが複数あっても、ツールはひとつ購入すればそれぞれの作業に使い回すことができる。
さらに、修理が終わってもツールは残るし、作業の経験もあなたの技術を向上させてくれるだろう。再び修理の必要な場面に直面しても、過去の修理の経験を元に必要な物を明確に考慮できるため、事態への対処にも慣れているはずだ。
また、あなたの子供も安全な運転を真剣に身につけようとするだろう。自分に落ち度がない場合も含め、若者が自動車事故に巻き込まれる確率は非常に高いのだ。あなたの加入している保険会社に聞いてみると良いだろう。
新品のパーツ
交換用パーツは、重要となる価格や品質の面から見ても、様々な物を選択することができる。新品のパーツは、通常2つの入手源がぁる。ひとつはオリジナルのメーカー(もしくは公式の認可を受けたパツ製造会社)が作った純正品、もうひとつは社外メーカーが作ったリプロダクションパーツだ。純正品は相手先商標製造(OEM)やニューオールドストック(NOS)などが知られている。
NOS製品は製造されてから時間が経っているため、決して新品と呼ばれることはないが、使用されていないので新品と同程度の物と考えることができるまた古い車、中でもコレクターに好まれるような車種のパーツについては非常に高値が付けられることもある。
リプロダクションパーツは様々なメーカーが製造しているため、メーカー毎の品質の差を見極めなければならない。この品質というのは、金属の厚さなどに留まらず、製品全体の品質のことを言う。
安物のパネルは、ボルト穴が合わない、輪郭が違うなどの不具合を持ち、適正に取り付けることができないことがあるため、それを修正する作業が手間になってしまう。
パーツの下の辺りが錆びているというような場合、パーツ全体を交換して元通りの形にするよりも、錆びた部分だけをカットして溶接して修理した方が簡単に済む可能性もある。
車両本体と同じメーカーが製造している純正品のパネルは、そのクルマのディーラーが運営している修理工場で扱っているはずだ。そのような交換用パーツは、新 のシートメタルから作られ、ボルト穴の位置も、加工も、形状も全て同じだ。
そのような製品は1高価なのではないかと心配するかも知れないが、品質は折り紙付きなので新たなるトラブルもなく、結果的に時間を節約することができる。また、普通はプライマーが完了しているため、作業の短縮にもなる。