自動車には、実に様々なパーツや機能が組み込まれているというを知るだけで、分解や取り外し作業はやりやすくなるはずだ。

全て車種のパーツ固定方法をリストアップすることは不可能に近いが、以下の文章で正しい指針を示そう。

まずは、いきなり取り外し作業に取ђかかるのではなく、焦らず慎重にパーツを観察し、どのような方法で取り付けられているかを判断すると良い。

だからといって、乱暴に扱うと不具合を起こし、不必要な出費が発生するので気を付けるこドアハンドルやミラーなどの外装は、大抵の場合ネジまたはボルトナットで固定されている。

ドアハンドルを固定するネジは、その形状に合った比較的大きなものが使用され、縁にそって取り付けれれていることがある。ネジを取り除けば、ハンドルを結合してい他にも、2つの小さ必要がある。

比較的大きな物が使用され、縁に沿って取り付けられているこるリンクアームを、ドアの表面から引き抜くようにして取り外すことができるはずだこのようなネジで固定されていたり、内側からナットで締め付けられていることがある。

この場合は、先にドアパネルを取り外すドアの内装は、ネジで留められている場合もあれば、クリップで固定されている場合もある。従って、これから作業をする車両の固定方法を予め調べておく必要がある。

パネルの周囲にネジが見当たらない場合、プラスチック製のクリップが固定部分に押し込まれることで固定されている可能性が高い。このクリップは、ただ単に引き抜くだけで取り外すことができるため、非常に作業は簡単だ。ただし、先にアームレスト、ウィンドウクランク、ドアハンドルが外れていることを確認してから行なうこと。

アームレストは、1~2本のヘッドが大きいネジで固定されている。古い車両のウィンドウクランクは、クランク軸のシャフトに付いた脱落防止用のC型クリップを取り外し、シャフト自体を引き抜くことで取り除くことができる。ウィンドウクランクの付いた比較的新しい車両では、はめ込み式のプラスチック製キャップで固定具を隠していることが多い。

小さめのマイナスドライバーでキャップ部分を丁寧にこじ開けると、クランクを固定するネジのヘッドやナットにアクセスすることができる。パワーウインドウやパワードアのスイッチには配線が繋がっているため、パネルから内側に向かって押し込むように取り外す必要がある。

内装側のドアハンドルは、古い車両についてはウィンドウクランクと同様にC型クリヅプで固定されている。新しい車両は、1~2本のネジで固定されているため、このネジを取り外した後にハンドルハウジングをドアパネルから丁寧に引き抜くこのとき、ハンドルとドアのロック機構を繋いでいるリンクアームを取り外す必要がある。

いくつかのパーツを組み合わせたアッセンブリーは、通常は裏側からネジで固定されている。テールライトアッセンブリーは、トランクやハッチバックの中から取り外す場合と、金属の固定具を取り外した後に外側へ引き抜く場合がある。

一部のライトは、先に複数のプラスネジやトルクスネジで固定されたレンズを取り外しておく必要がある。レンズの両端、もしくは車体の内側から取り付けられたこのネジを緩めることで、リフレクターなどを取り外すことができる。

シールドビーム式のヘッポラ仆を持つ古い車両において、特に正しく調整されている場合は、可能な限り取り外さずに作業を進めること。どうしても取り外す必要がある場合でも、スプリング付きの2本のネジには触れない方が良い。

その2本のネジは、ヘッドライトの向きを上下左右に調節するアジャスターになっているのだ。新しい車両のヘッドライトアッセンブリーは、裏側からヘッドライトバルブを差し込むリフレクターがクリアボックスと共に取り付けられている。この構造を持ったヘッドライトの光軸は、シールドビーム式に比べればそれほど重要ではない。

古い車両のエンブレムやロゴ、装飾パーツは、スタッド部分がシートメタルに開けられた穴に直接差し込まれ、クリップやマイナスネジで固定されている。シートメタルの裏側にアクセスするのは難しいが、固定部分に手が届けば簡単に取り外すことができるはずだ。新しい車両のエンブレムなどは、接着剤や両面テープで固定されており、ヒトガンを使って熱を加えることで、簡単に剥がすことができる。

出典:自動車板金修理